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HIBIYA KADAN
ブランド事業部 副部長
田口 英昭さん
傘下店舗のSVとして各店舗の設計から販売に至るすべて統括・管理。今までに10店舗以上の改装・開店に携わる。
ブランド事業部 チーフ
工藤 悦弘さん
店舗の店長業務を経験し、現在仕入部門に携わる。販売側から供給側へと視点が変わり、日々業務に奮闘中。
花を飾る文化を、
改めて上野から発信
パルコヤの1階、中央通りに面した《HIBIYA KADAN》は、花に関するさまざまなサービスを展開する〈日比谷花壇〉が手がけるフラワーショップです。創業はさかのぼること1872年。東京都葛飾区で庭園業を開業したのをきっかけに、ブライダルの空間演出やウェディングブーケ、花束贈呈をいち早く日本で取り入れ、パーティー会場向けの装花スタイルを確立させました。
「路面の生花店を開業したのは1941年です。戦後の東京の復興計画の一環として、市民の憩いの場である『日比谷公園』に、海外に倣ってフラワーショップ開いてほしいと当時の都知事に要請されたのが始まりでした」と話すのは、ブランド事業部の田口英昭さん。日比谷を発祥に、現在では全国に約180店舗のフラワーショップを展開しています。パルコヤの《HIBIYA KADAN》では、生花はもちろん、鉢付きのインテリアプランツや多肉植物など、上質な植物を厳選。木目を活かしたナチュラルな内装で、買い物の合間に息抜きに立ち寄れる “サード・プレイス”的な心地よいショップを目指しています。
「普段飾るお花一本から特別な日のブーケや贈り物まで、いろんな方にもっと花を身近に感じてもらえたら嬉しいです」と田口さん。気軽に贈れる花のギフトの新提案として、リボン付きの箱に好きなブーケをセットし、そのまま持ち帰り飾ることができるアレンジボックスを展開。全国に先駆けパルコヤで先行発売されます。
店舗の仕入れを担当している工藤悦弘さんはこう話します。「花って、贈り物の中で一番サプライズを演出できると思うんです。人の心を潤してくれる美しい花の魅力を、改めて伝えていきたいです」。そんな想いは、昭和通り沿いにあるパルコヤのディスプレイスペースでも表現されます。クリエイティブディレクターの箭内道彦さんが准教授を務める東京藝術大学の学生と一緒に、アート×植物の作品をディスプレイ。花を取り入れた新しい文化を、上野から発信していきます。