こんにちは。
カガエ カンポウ ブティックパルコヤ上野店の荒毛です。
先日国立西洋美術館の特別展「モネ 睡蓮のとき」に行ってきました。
〈睡蓮〉連作を中心に、モネ晩年の芸術が約60点の作品が展示されていました。
今回の特別展は、日本では過去最大の展示数のようです。
※会期:2024年10月5日[土]-2025年2月11日[火・祝]
印象派を代表する画家クロード・モネ。
1900年代の睡蓮や藤の連作シリーズは、絵画に詳しくない方でも一度は見た事がある有名な作品が多いです。
晩年のモネは白内障からは目がほとんど見えなくなり、1920年代の作品は淡い色彩から濃い色彩にタッチが変わっています。
自身の病と闘いながら、試行錯誤して作品に向き合ったモネの生命力のようなものを私は感じました。
絵画の見方などはプロではないので分かりませんが、自分の中の何かが突き動かされる感覚があるのが、美術展の魅力だなと私は思っています。
ちなみにモネが愛した睡蓮、蓮(ハス)は漢方でよく使われる薬草です。
せっかくなので、少し漢方のお話をさせていただきます。
・蓮子、蓮肉(れんし・れんにく):一般的に「ハスの実」と呼ばれ食材として使うほか、清心蓮子飲や参苓白朮散などの胃腸トラブルの漢方の薬に入っています。
・蓮鬚(れんしゅ):花の雄しべ
・蓮子芯(れんししん):蓮の胚芽
・蓮衣(れんい):種皮
・蓮花(れんか):蓮のつぼみ
・蓮房(れんぼう):蓮の花の果托
・荷葉(かよう):蓮の葉、楊貴妃が好んで飲んでいたことでも有名です。ハス葉茶としてハーブティーで売られています。
・蓮根(れんこん):蓮の根茎、歯ごたえが嬉しい食材!私はルーツが熊本なのでからし蓮根が好きです。皆さんはどんな料理がお好きでしょうか?
漢方では、蓮は使われないところがない位に、様々な部位を使用します。
ただ一般的に食材として取り入れられるのは、「れんこん・ハスの実・ハスの葉」ですね。
この3つの食材は、薬膳の考えでは秋の季節に取り入れるのがお勧めとしていますので、今の時期にとってもぴったりです♪
モネ・不忍池で睡蓮を眺めてよし、蓮根・ハスの実、ハスの葉のお茶は取り入れてよし。
国立西洋美術館・上野公園帰りに、パルコヤ4F カガエカンポウブティックにもぜひお立ち寄りください。
【お得なお知らせ】
カガエカンポウブティックパルコヤ上野店では、チケットの半券(デジタルチケットもOK)でお得なサービスが受けられます。
博物館・美術館・映画館などのチケットをお持ちでしたらご提示ください。(映画館・美術館など12施設が対象)
※2024年9月1日ー2025年2月末まで
(チケ得サービス)漢方専門相談員が見る「モネ展」
24/10/31
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