スイスに生まれ、イタリアで活躍したグラフィックデザイナー、MAX HUBERが今年で生誕100周年を迎えました。
マックスは日本人である河野葵と結婚後、数多くの縁をスイス・イタリア・日本で結び、デザインでヨーロッパと日本をつないできた人です。
そんな彼の作品や人柄を偲ぼうと、友人たちが作品を寄せてくれました。
イタリアに幾何学的なデザインを持ち込んだ男、マックスを「四角い」ハンカチで祝います。
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マックス・フーバーと働き、彼のアイデアを説明する簡潔な方法にいつも感銘を受けました。
この作品はミラノの百貨店「la Rinascente」のためにデザインしたポスター「植物と庭」が元になっています。
大きな花のなかに他の花たちが咲いている風景が楽しく、
装飾的でハンカチにぴったりに思えたのです。
Working with Max Huber, I admired his clear way to explain an idea.So I did it for a poster "plants and gardens" for "la Rinascente" in Milano.
A big head of a flower containing other flowers living inside is rather amusing and decorative. That fits well for a handkerchief…
MAX CAME WITH THE SQUARE
MAX HUBER 100TH ANNIVERSARY OF BIRTH
LORA LAMM ローラ・ラム
1928年チューリッヒ生まれ。25歳でミラノへ渡り、イタリアンデザインのパイオニア、
Studio Boggeriに入社。その後、マックス・フーバーの元で経験を積み、ともにラ・リナシェンテのデザインなどを担当、
後にその老舗百貨店のメインデザイナーを引き継ぎます。
華やかで上品なイラストレーションを主体としたローラのデザインは当時の広告業界に新風をもたらし、
60年代イタリアンモダンの代表的デザイナーの一人となりました。
◇Fiori nella casa
19/10/07
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